就活の髪型でマッシュはNG？男性におすすめの髪型と好印象を与えるポイント

就活では応募企業の方と接する機会が多いため、髪型に悩む就活生が少なくありません。おしゃれなヘアスタイルとして人気のあるマッシュヘアですが、企業の方がどのような印象を持つのか気になる方も多いでしょう。

本記事では、就活でマッシュヘアが与える印象や、好印象を与える男性の髪型のポイント、おすすめの髪型を解説しています。

就活でマッシュにする場合の注意点やセット方法も紹介しているので、自信を持って就活に挑むためにはどのような髪型にすべきなのか考えてみましょう。

就活の髪型でマッシュはNG？面接で与える印象

マッシュヘアは顔周りをカバーできたり、スタイリングが簡単だったりなど、さまざまなメリットがあります。

しかし、就活では採用担当者に好印象を持ってもらうことが大切なので、マッシュヘアが就活に適しているか不安になる方もいるでしょう。髪型は人の印象を決める重要な要素であり、就活ではビジネスシーンに適したヘアスタイルにすることが大切です。

マッシュヘアは男性のおしゃれな髪型として定番ですが、就活には適していないと考える企業が少なくありません。

学生気分が抜けていない

きのこのように丸みを帯びたシルエットが特徴のマッシュヘアは、カジュアルな印象を与えるため、就活に向いていません。

就活では社会人としてのマナーが備わっていることをアピールする必要があるため、カジュアル過ぎる髪型は「学生気分が抜けていない」と見なされる恐れがあります。

さらに、採用担当者のなかには「遊んでいそう」「清潔感がない」とネガティブな印象を持つ方もいます。就活ではトレンドやおしゃれに意識を向けるのではなく、清潔感や誠実さを感じられる印象づくりを心がけることがポイントです。

フレッシュさを感じない

採用担当者は、就活生に対して、フレッシュさや明るく活発な雰囲気を求める傾向があります。マッシュヘアは顔周りが髪で隠れるため、表情がわかりづらく、暗い印象を与えやすい髪型です。

好印象を与えるためには清潔感やフレッシュなさわやかさが重要なので、マッシュヘアでは難しいといえます。好印象を与える髪型づくりについては、後述するのでチェックしてみてください。

就活で好印象を与える男性の髪型づくりのポイント

清潔感・フレッシュ感を出す

就活ではどのような髪型にする場合でも清潔感があることが重要です。就活に適している髪型でも、不潔な印象を与えるとネガティブな印象として残るでしょう。

清潔感やフレッシュ感を出すには、適度にワックスをつけ、眉毛やおでこに髪がかからないようにセットすることがポイントです。とはいえ、髪の毛を立たせるなど、おしゃれ目的で使うのはやめましょう。また、ワックスを使い過ぎると髪がベタベタになり、不潔な印象になるため注意してください。

男性の髪型では、襟足やもみあげを短めにカットすることで清潔感やフレッシュ感を出せるので意識しましょう。

面接前は、髪型だけでなく肩回りも清潔な状態か確認してください。肩回りにフケや髪の毛、スタイリング剤による白い粉などがついていると、不潔な印象になるので気をつけましょう。

顔のパーツを髪の毛で隠さない

おでこや耳、眉毛など顔のパーツを髪の毛で隠すと、暗い印象になります。マッシュヘアのように顔周りを髪の毛で覆うのではなく、スッキリと出すことで顔の表情が伝わりやすく明るい印象になります。

さらに、顔周りを出すことで表情がわかりやすくなるため、採用担当者に意欲や熱意を感じ取ってもらいやすくなるでしょう。眉毛を見せるために前髪を必ずしも上げる必要はありませんが、下ろした状態の場合は眉毛より上で前髪を整えることがポイントです。

派手なヘアカラーやパーマはNG

就活ではヘアカラーやパーマはNGです。男性が就活で好印象を与えるには、短髪の黒髪が定番です。「暗めのブラウンなら大丈夫だろう」と考える方もいますが、就活においてカラーリングした髪型で挑むのはマイナスな印象を与えます。

今まで金髪や茶色だった髪色の方が黒に戻しても、若干明るく見えてしまうことがあります。面接前に焦らないようにするには、余裕を持って髪色を戻しておくことをおすすめします。また、元の髪色が明るいと色落ちもしやすいため、定期的に染め直しをするようにしましょう。

また、ゆるいパーマであっても、就活には不適切です。天然パーマの方が就活のために矯正する必要はありませんが、おしゃれを目的としたパーマは不真面目な印象を与えるので避けましょう。

就活でどのような髪型にしたら良いのか迷う方は、次に紹介するおすすめの髪型を参考にしてください。

就活で男性におすすめの髪型

ツーブロック

ツーブロックはトップは十分な長さを持たせながら、主にサイドを短く仕上げた髪型を指します。就活に適していながら、おしゃれも楽しめる髪型として、就活生にも人気があります。

スタイリングが決まりやすく、顔の形や髪質に左右されないため、誰でも似合いやすい点がツーブロックの強みです。襟足や耳周りを短く刈り上げるので、スッキリとした印象になり清潔感を与えることができるでしょう。

しかし、刈り上げ過ぎたスタイルは、いかつい、怖いなどといった印象を与える可能性もあるため、サイドの髪は6mm以上を保ち、刈り上げ部分が短くなりすぎないように注意しましょう。

ショートレイヤー

ショートレイヤーとは、トップから段差をつけた切り方をする髪型です。普通のショートカットよりトップの髪の長さが短いのが特徴であり、トップにボリュームを持たせたることができます。

ショートレイヤーは若々しい印象になるため、フレッシュ感をアピールしたい方におすすめです。レイヤー（段差）を入れることでスタイリングがしやすくなり、プライベートでもさまざまなスタイルを楽しむことができます。

ベリーショート

ベリーショートはさわやかで凛々しく、清潔感を与える就活王道のヘアスタイルです。ショートヘアは刈り上げないスタイルですが、ベリーショートは横と後ろは刈上げ、または少し長さを残した厚めの刈り上げが特徴です。

また、ツーブロックは刈り上げ部分とトップの長さで段を作る点が特徴であり、段を作らないのがベリーショートです。ベリーショートは全体が短く、ツーブロックはサイドのみ短くします。

顔周りをスッキリと見せられるため、ほかの髪型と比べるとより一層清潔感を与えられる髪型といえます。スポーツをする方に多い髪型なので、エネルギッシュな印象を与えることもあるでしょう。扱う髪が少ない分、スタイリングが簡単に済むので、髪のセットが苦手な方でも安心です。

センター分け

センター分けとはその名の通り、前髪を中央で分けたスタイルです。短い髪型に抵抗がある方でも、センター分けにすることでさわやかな印象を演出できます。

センター分けにするとおでこや眉毛が見えるため、顔全体の雰囲気を明るくする効果があります。清潔感や誠実な印象を持たれやすく、就活でも人気のヘアスタイルです。

いつものヘアスタイルでも、前髪を変えるだけで印象が大きく変わるので、マッシュヘアでもポジティブな印象に変わる可能性があります。センター分けにする際は、前髪が目にかからないように注意してください。

就活でマッシュにしたい方へのアドバイス

顔周りがスッキリとする工夫をする

顔周りを隠すマッシュヘアは、どうしても暗い印象になりがちです。そのため、就活の髪型で男性がマッシュにするには、顔周りがスッキリとなるようにセットをすることが大切です。

マッシュヘアを変えたくない方は、眉毛を見せてスッキリとした髪型にセットしましょう。眉毛を見せるには、前髪をセンター分けや、アップバングにするセットがおすすめです。おでこを出すことで、明るい印象や清潔感をアピールできます。

眉毛が見える長さまで前髪をカットする方法もありますが、重い印象や個性的な前髪にしないためにも、前髪の量は減らすのがおすすめです。

サイドの髪は耳にかからないように刈り上げるか、カットしましょう。カットをしたくない方は、スタイリング剤を使って耳の後ろに流すようにセットし、耳にかからないようにします。

襟足も同じく、ワイシャツにかからないように刈り上げるか、カットが理想です。カットしたくない場合は、ワイシャツにかからないようヘアスタイル剤でセットしましょう。

髪型へのこだわりは一旦置いておく

マッシュスタイルを維持するために工夫をしても、短く刈り上げた黒髪の就活生と比べると、真面目さや社会人としての意識が劣る可能性があります。

就活はおしゃれをアピールする場所ではないので、髪型へのこだわりを置いておくことも大切です。就活向けにきちんとセットした髪型は、社会人としてのマナーがあると判断され、採用担当者にプラスな印象を持ってもらえます。

「自分の魅力をわかってほしい」「ライバルに負けたくない」という気持ちが強いのなら、マッシュヘアから変えることも検討しましょう。

就活はさわやかで清潔感を与える髪型で挑もう

マッシュヘアはおしゃれで女性からも人気がある髪型ですが、暗い印象やカジュアルな印象が強いため就活には向いていません。

就活では第一印象が重要であり、髪型は特に大きな影響を及ぼす要素です。採用担当者に好印象を持ってもらうには、髪型へのこだわりやおしゃれさよりも清潔感やフレッシュ感を意識しましょう。

どうしてもマッシュヘアを変えたくない場合は、眉毛やおでこを出して顔周りがスッキリとする工夫をしてくださいね。