- おすすめの服装No.1は「ビジネスカジュアル」
- 一番気を付けるポイントは「清潔感のある服装」
- 服のカラーは黒やグレーなどの無難なものが正解
インターンに私服で参加するにあたって、「インターンにはどんな私服で参加すれば良い?」「どんな私服を選べば良いかがイメージできなくて不安」といった悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、インターンに私服で参加するときのポイントや注意点などを解説します。
実際に取り入れられる服装例もいくつか紹介しますので、インターンへ参加するときに、企業へ好印象を残したい方はぜひ最後までご覧ください。
インターン時におすすめの私服No.1は「ビジネスカジュアル」
結論として、インターン時のおすすめは「ビジネスカジュアル」です。ビジネスカジュアルとは、「スーツ程のフォーマルさはないものの、ビジネスシーンに適したカジュアルな服装」を指します。
逆を言えば、インターンへ参加するときも、「ビジネスシーンに適さない服装をしない」ことがマナーの第一歩と言えます。
ただし、対外的な業務が多いインターンの場合、ビジネスカジュアルが不適切だとみなされる場合もあるため、一概には言えないのも事実です。企業からどのような意味合いで私服での参加を指定されるかによって、適した服装は変わってきます。
次に、企業から私服の着用を指定されたときの意味合いを2つのパターンに分けて解説します。
【パターン別】企業から「私服」を指定されたときの意味
「私服OK」のパターン
企業からこのように伝えられた場合、私服とスーツどちらを選択しても問題はありません。なお、「私服OK」の他にも、「私服可」「私服で構いません」などの伝え方も同じ意味合いに該当します。
フォーマルな印象を与えたいときはスーツを、そうでない場合は私服がおすすめです。
「私服でお越しください」のパターン
「私服でお越しください」「私服指定」と伝えられた場合は、スーツではなく私服で参加しましょう。私服が指定される理由は、学生自身の個性を見たいという意図や、移動や作業で動く機会が多いなどの意図があると考えられます。
ただし、私服を指定されているからといって、どんな服装でも良いというわけではありません。インターンへ参加する以上、その場に適した私服を選ぶことが大切です。
続いて、インターンへ私服で参加するときの服装の選び方やポイントを解説しますので、しっかりと理解を深めましょう。
インターンで私服を選ぶときのポイント
清潔感のある身だしなみを心がける
私服を選ぶときに一番大切と言っても過言ではないのが、「清潔感のある服装を心がけること」です。清潔感がないと、相手に「だらしない人」というマイナス印象を持たれやすいからです。
以下の要素があると、清潔感がないと判断されてしまいますので、気を付けましょう。
- 1寝癖を整えていない
- 2ヘアカラーが派手すぎる
- 3服装がオーバーサイズすぎる
- 4シューズに汚れが付いている
- 5服にホコリやシワが付いている
身だしなみを整えるときは、服装やシューズ、ヘアスタイルなどの見た目以外にも、匂いなどの目に見えないものにも配慮する姿勢が必要です。相手に不快感を与えないように、十分にチェックしておきましょう。
ハイヒールや厚底のスニーカーなどは履かない
インターン時は、ハイヒールや厚底のスニーカーなどは履かないようにしましょう。ハイヒールはどうしても派手過ぎる印象を持たれやすく、スニーカーはラフすぎる印象を持たれやすいです。
おすすめの靴は、男性の場合は黒の革靴、女性の場合はパンプスなどです。靴が派手すぎると、いくら服装が適切であっても足元が悪目立ちしやすい傾向なので、足元はあまり目立たない無難なものを選ぶ方が正解です。
派手過ぎる柄やカラーの服は選ばないようにする
男女共に、キャラクター柄や花柄、迷彩柄などの柄物の服装は避けるのが鉄則です。また、色合いに関しても原色に近い赤、オレンジ、紫などの派手過ぎるものはNGです。
基本的に、「何色の服が良い」という指定はありませんが、できれば白や黒、グレーやネイビーなどの無難な色がおすすめです。柄は無地やストライプ、ドット柄までに留めておいた方が良いでしょう。
ピアスやネックレスなどのアクセサリーは控える
基本的に、インターンを受けるときはピアスやネックレス、指輪などのアクセサリーは付けないようにしましょう。身につけるとしても、時計のみが無難です。
特に営業職や販売職を始めとした対面業務の場合は、アクセサリー類を身につけていると「誠実ではない」という印象につながりかねません。
女性の場合は、シンプルなピアスやネックレスは許容されるケースもありますが、どこまでが許容範囲なのかが分からない方は、身につけない方が安全でしょう。
ニオイのキツすぎる整髪料や香水の使用は避ける
インターンを受ける際は、匂いがキツい整髪料や香水の使用はNGです。香りを身にまとうのはオシャレの一つではありますが、自分が良いと思っている香りが、相手にとっては不快なケースもあるからです。
また、整髪料は無香料のものを使うようにしましょう。原則として、香水は付けないのが正解です。
【男性】インターン時におすすめのコーディネート
リクルートスーツ

リクルートスーツは、フレッシュな印象を与えたい方におすすめの服装です。
濃紺のスーツにレジメンタルストライプのネクタイを合わせれば、程よいオシャレ感を印象付けられます。濃紺のスーツは、就活用のリクルートスーツとしても使えるため、1着あると便利です。
なお、濃紺は黒よりも明るい印象を与えます。赤のネクタイを合わせれば、よりエネルギッシュで前向きなイメージを演出できるでしょう。
クールビズ

こちらは、半袖シャツを取り入れた夏用のクールビズの服装例です。インターンは夏休み期間中に実施されることが多いので、クールビズの服装を指定されるケースも少なくないでしょう。
クールビズの場合、シャツは半袖か長袖のどちらでも問題ありませんが、腕まくりをすると「だらしない人」という印象を持たれる恐れもあるため、注意が必要です、なお、シャツはノーネクタイでも襟元が広がりすぎないボタンダウンシャツのタイプを選ぶと良いでしょう。
オフィスカジュアル

オフィスカジュアルを指定された場合には、このような服装がおすすめです。ネイビーとライトグレーを組み合わせれば、爽やかさと大人っぽさを演出できます。
なお、ウォッシャブルのジャケットとパンツを買えば、自宅の洗濯機でいつでも洗濯できるので便利です。インターンや就活などで忙しい時期に活躍するので、最低でも単体で1着ずつ揃えておくと良いでしょう。
【女性版】インターン時におすすめのコーディネート
リクルートスーツ

男性も女性と同様に、スーツの着用を指定されたときは、リクルートスーツを着るのが正解です。
無地の黒スーツは就活スタイルの定番であり、ビジネスや冠婚葬祭などにも活用できます。フォーマルな服装なので、初対面の方にもきちんとした印象を与えられる点もポイントです。
スカートのサイズ感が合っていなかったり、丈が短すぎたりすると、だらしない印象につながってしまうので、注意しましょう。
クールビズ

夏場は、このように半袖のブラウスを取り入れたコーディネートがおすすめです。パンツやシューズをモノトーンで揃えれば、スタイリッシュな雰囲気を演出できます。
なお、クールビズのブラウスの中には、接触冷感機能付きのものも存在します。涼しさを感じながら心地よく着られるので、サマーインターン時におすすめです。加えてジャケットを常備しておけば、フォーマルな場面でも対応でき、冷房対策にも役立ちます。
オフィスカジュアル

オフィスカジュアルを指定された場合は、ジャケットとスカートを使った服装がおすすめです。モノトーンで統一すれば、シンプルかつきちんと感のある着こなしが叶います。
さらに光沢感のあるブラウスを取り入れれば、コーディネートに華やかさをプラスしてくれます。
インターン時の私服を選ぶときによくあるQ&A
Q.私服を揃える際におすすめのブランドは?
入社後も長く使えるフォーマルな服装を揃えたいなら、「洋服の青山」がおすすめです。シックなスーツからオフィスカジュアルまで、さまざまなタイプの服が揃っています。
また、リーズナブルかつプライベートでも使える私服を揃えたい方は、「UNIQLO」がおすすめです。最近は、ビジネスカジュアルに合わせやすいスーツセットやブラウス、Tシャツなども種類豊富なので、あなたに合った私服を探せるでしょう。
Q.私服に合わせるカバンはどんなものがおすすめ?
A4サイズの書類が入る容量のトートバッグなどがおすすめです。また、カバンの色はブラックやブラウンなどの派手過ぎないものを選びましょう。
なお、建築・土木系を始めとした現場作業をおこなうインターンの場合、A4サイズのバックでは作業着や靴などの荷物が入りきらないかもしれません。そのため、外作業が多いインターンを受ける場合は、リュックなどで参加する方が安心です。
Q.冷房が苦手だから、カーディガンを持っていくのはOK?
カーディガンを持っていくのは、全く問題ありません。企業の中には、夏場は冷房を強く効かせているケースも珍しくありませんので、羽織れるものを一着準備しておくだけでも安心です。
なお、カーディガンの色合いは色や黒、淡いパステルカラーなどの派手すぎないものがおすすめです。
Q.アパレル系の企業に入社するときもフォーマルな方が良い?
アパレル系の企業へ入社する場合、必ずしもフォーマルである必要はありません。
多くの場合、入社式の服装について企業からあらかじめ共有されます。アパレル系の場合、その人のファッションセンスを見る意味などもあり、私服でも問題がない場合もあるので、企業の指示に合わせて服装を選びましょう。
インターン時の私服を選ぶポイントは「TPOに合わせること」
インターンへ参加する際に服装を選ぶときは、「TPOに合わせること」が重要です。
基本的にはビジネスカジュアルの着用がおすすめですが、外移動や作業が多いインターンである場合、外作業に適したポロシャツやTシャツなどのラフな服装の方が適している場合もあります。
いくら清潔感のあるキレイなコーディネートを取り入れたとしても、インターンの活動自体に支障をきたしてしまっては本末転倒です。
どうしても、「どんな服装を選べば良いか分からない」という不安が消えない方は、インターン先へ事前確認をすると良いでしょう。あなたがベストなコーディネートを見つけられて、好印象につながるかたちでインターンへ参加できるのを祈っています。