- 就活用にメールアドレスを作った方がいい
- 本名を含めた短くてシンプルなアドレスがおすすめ
- 署名設定や振り分け設定を使ってうまく活用しよう
就活では、就活サイトへ登録したり企業とやりとりをしたりする上でメールを使うことがあります。普段使っているプライベートのメールアドレスをそのまま使ってもいいのか、悩む就活生もいるのではないでしょうか。
この記事では、就活用のメールアドレスを新たに作る必要性やそのメリット、おすすめのドメインを紹介しています。メールアドレスを作るときのポイントや注意点も併せて解説しますので、参考にしてください。
就活用のメールアドレスは必要?
就活では、説明会や選考など多くのやりとりをすることになります。また、ビジネスの場ではプライベートとメールアドレスを分けるのが常識でもあるため、就活用にメールアドレスを作ったほうが良いでしょう。
普段使っているメールアドレスを就活でも使っていると、企業からのメールを見落とす可能性もあります。就活用のメールアドレスを作っておけば、見落とす可能性を減らせるだけでなく、全ての情報をそこに集約できるため管理がしやすくなるでしょう。
情報をまとめて整理し見落としをなくすため、就活が始まってから作るのではなく、本格的な就活が始まる前に作っておくのがおすすめです。
就活用のメールアドレスにおすすめのドメイン
大学のメールアドレス
大学が発行しているメールアドレスをそのまま使っても良いでしょう。新たに作り直す手間が減らせるうえ、大学に在籍している印となり信頼性が高いのが特徴です。
一方、大学のメールアドレスは卒業後は見られなくなる場合が多く、機能面でも最低限の機能しか付いていない場合があります。卒業後もメールを見返したい場合や便利な機能を求める場合には避けたほうが良いでしょう。
フリーメールアドレス(Gmail・Outlookなど)
- Gmail
- Outlook
- Yahoo!メール
- iCloudメール
就活用のメールアドレスは無料で作れるフリーメールアドレスを使用するのがおすすめです。
自分が使いやすいサービスを利用して作ると良いですが、パソコンとスマートフォンの連携ができるものを選ぶと、外出先でもメールを確認できて便利です。
中でも、おすすめなのはGmailです。Googleが提供するサービスで、使いやすさとセキュリティの高さが特徴といえるでしょう。メールアドレスの作成で迷った場合には、Gmailを使うのがおすすめです。
- 無料で15GBのストレージ容量があるため、多くのメールや添付ファイルのやりとりをする場合にも安心
- スマートフォンと簡単に連携できる
- フォルダ分けやタグ付け機能があり、メールを効率的に整理できる
- Googleカレンダーとの同期ができスケジュール管理も簡単
- 高いセキュリティ性を持つ
就活用のメールアドレスを作るときのポイント
文字数は短くシンプルに
就活用のメールアドレスを作るときは、短くシンプルなものを心がけましょう。具体的には、@マークより前の文字数が12文字程度にするのがおすすめです。
短くシンプルなメールアドレスは、洗練された印象を与えることもできます。
分かりやすく覚えやすい文字列にする
分かりやすく、覚えやすい文字列のメールアドレスを考えましょう。
就活では、自分でメールアドレスを書いたり入力したりする機会があります。また、企業の担当者がメールアドレスを入力する機会もあるでしょう。そのようなとき、長く複雑なメールアドレスの場合、書いたり入力したりするのに時間がかかり、余計な時間を使うことになります。
自分のメールアドレスが複雑で覚えられず、スマートフォンなどを取り出して確認しながら入力するのは、スマートではありません。また、メールアドレスを間違う可能性が高まり、必要なメールが届かず困ることもあるでしょう。
自分はもちろん、自分以外の人にも分かりやすいメールアドレスにするのがおすすめです。
本名を含めたアドレスがベター
メールアドレスには、本名を入れておくと企業の担当者からも誰のメールアドレスなのか分かりやすくなります。
名前だけのメールアドレスの取得ができなかった場合、名前にくわえて「学籍番号」や「生年月日」などを組み合わせたメールアドレスにすると良いでしょう。他の人に知られても、問題のない情報を組み合わせるのが無難です。
好印象を与えるメールアドレスの例
例1|大学のメールアドレス
大学のメールアドレスの多くは、 @以下に大学名が入っています。@より前は、学部や学籍番号の場合もあれば適当な文字列になっている場合もあります。
もし変更できるのであれば、名前と学生番号など分かりやすいものに変えておきましょう。
例2|フリーメールアドレス
フリーメールを使う場合は、@より前は自分で決める必要があります。名前や誕生日、学籍番号などを組み合わせて、シンプルで分かりやすいメールアドレスを考えましょう。
苗字や名前だけでも構いませんが、フルネームにして数字と組み合わせることで、他の人と重複しにくくなります。
苗字と名前の間は特に何も入れなくても問題ありませんが、ハイフンやドットを入れると視覚的に分かりやすくなります。名前の前後に余計な文言は入れないようにしましょう。
就活用メールアドレスを作成するときの注意点
キャリアメールは避ける
就活のとき、キャリアメールを使うのは避けたほうが無難です。
キャリアメールは、スマートフォンでのやりとりを基本として作られています。パソコンでの操作には向かず、操作性で不便さを感じることがあるでしょう。
また、他のメールサービスと比較すると容量が少なめであることが多いので、就活でさまざまな添付ファイルのやりとりをするのには向きません。キャリアメールによっては、一定期間内に送受信できる件数や容量に制限が設けられている場合があるので、就活に影響を及ぼす可能性もあります。
さらに、必要最低限の機能しかなく、ビジネスに適した書式で書けない場合もあります。これらの理由から、就活のときにキャリアメールを使うのは避けた方が良いでしょう。
個人情報を含んだアドレスはNG
メールアドレスを作るとき、学籍番号や生年月日を入れるのは問題ありませんが「電話番号」や「暗証番号」などの、人に知られては困る個人情報を含めるのはやめましょう。
これらの情報はどこで悪用されるか分からないうえ、企業からは「危機管理能力がなっていない」と判断される場合もあります。
プライベート感が強いアドレスは避ける
個人の趣味やプライベートが押し出されたメールアドレスは避けましょう。例えば、恋人やペットの名前、趣味や好きなものを含んだアドレスがこれに当たります。個人のプライベートの情報は、就活には不向きです。どの立場の人に見られても違和感のないものにしておきましょう。
また、意味がある文字が並んだメールアドレスは幼い印象や不真面目な印象を与えます。ビジネスマナーを欠いている印象を与えることもあるでしょう。選考が始まる前からマイナスな印象を与えないよう、プライベート感が強いアドレスは避けたほうが無難です。
「syukatsuganbaru@…」など、就活に対するメッセージを込めるのも避けましょう。伝えたい思いはエントリーシートや面接で伝えるものです。
ハイフンやアンダーバーは複数使用しない
ハイフンやアンダーバーは連続して使わないようにしましょう。紙に書いたときやネット上で入力したときに「いくつ付いているのか」が判別しづらくなります。
必要なメールが届かなくなってしまったり、企業側に手間を煩わせたりすることに繋がるため、ハイフンやアンダーバーは複数繋げないようにしましょう。
また、ランダムな文字列や長すぎるメールアドレスは、入力するのに手間がかかるうえ、入力ミスにも繋がります。シンプルで短いメールアドレスを心がけましょう。
就活のメールアドレスの便利な活用法
事前に設定をしておくと、使うときに時短に繋がったり便利になったりする機能があります。
就活のメールアドレスを作ったら、事前に設定しておくのがおすすめな機能を3つ紹介します。
署名を設定しておく
署名はメールの末尾に記載する「差出人の情報」のことで、毎回付ける必要があります。
具体的には「氏名」「所属する大学や学部」「電話番号やメールアドレスなどの連絡先」のことです。企業側に差出人が誰かを明確にする役割を果たし、信頼性を高める重要なものです。また、ビジネスメールのマナーでもあります。
毎回入力するのは手間ですが、テンプレートとして作成しておけば、毎回のメールに自動で入るようになるため時短になります。
メールの振り分け設定をしておく
就活中は毎日多くのメールが届きます。登録したサイト別や企業別に振り分け設定をしておけば、選考に関する重要なメールが埋もれてしまうのを防ぎ、見落としを減らせるでしょう。メールの管理が楽になり、必要なメールを探す手間からも解放されるので、時短にも繋がります。
企業によってスターやフラグを設定しておけば、重要度が目に見えて分かりやすくなります。これらの機能も使ってみると良いでしょう。
表示名を設定しておく
表示名とは「メールを受信したときに表示される名称」です。表示名を適切なものに設定しておきましょう。
表示名はメールを受信したときに最初に目に入る情報の一つです。フルネームや大学名を含めた表示名にすれば、どこの誰からのメールなのか一目で分かるようになります。
企業側は、多くの就活生とメールのやりとりをしています。表示名にフルネームや大学名といった情報があれば、企業側もメールの管理がしやすくなるでしょう。
就活のメールアドレスはシンプルで分かりやすいものを使おう
就活用のメールアドレスは、大学用のメールアドレスを使うか自分で就活用のメールアドレスを新しく作るようにしましょう。GmailやYahoo!メールなど、無料で作れるフリーメールで構いません。
自分でメールアドレスを作るときには、@より前を自分で考える必要があります。「名前」や「生年月日」「学籍番号」を組み合わせたシンプルで短いアドレスにしましょう。
シンプルなメールアドレスは、書き間違いや打ち間違いを防げるうえ、誰からのメールか一目で分かるというメリットもあります。また、シンプルで短いアドレスは、ビジネスマナーとしても適切だといえるでしょう。
署名や表示名の設定、メールの振り分け設定を行っておくと、より便利に使えます。本格的な就活が始まる前に就活用のメールアドレスを作り、就活に備えましょう。