要点
- 面接で髪型は印象を決める大事なポイント
- 面接時の髪色は黒髪、もしくは暗髪が基本
- 面接時は眉毛・耳が見える、崩れにくいスタイル
- 前髪は眉毛にかからないようにセットする
面接時の髪型をどうするべきなのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。髪の毛はまとめた方が良いのか、前髪は下ろしても良いのか、髪色はどこまでOKなのかなど、面接時には細かい部分までしっかりと気を配る必要があります。
面接官の印象に残るため、個性を出したいと考える人もいるかもしれませんが、就活で重要なのは社会人としてのマナーです。改めて、面接時の女性の髪型のマナーを確認しておきましょう。
本記事では、就活女子向けの面接時の髪型のマナーについて解説していきます。あわせて、長さ別のヘアスタイルや前髪のまとめ方、気になるマナーなども解説しているため、面接に備えてぜひ参考にしてください。
面接で髪型は重要なのか?
人の第一印象は3秒で決まると言われているように、面接などその人の雰囲気や人柄を見られるような場面では髪型はその人の印象を決める重要な要素の一つになります。就活では、おしゃれさよりも社会人としての常識的な姿勢を見せることが大事です。
ビジネスの場面において髪の毛がボサボサでだらしない人よりも、清潔感のあるまとまった髪型の人の方が好印象を抱きますよね。短時間で、自分の印象を最大限に伝えるためにも髪型を就活のTPOに合わせることを意識しましょう。
また、業界や企業によっても好まれる髪型などがあります。CAやグランドスタッフ、ホテル関係のお仕事では特に清潔感や明るさが重視されるため、前髪は流しか、オールバックなど額を出すことが基本です。自分の気になる業界や、受けたい企業ではどんな髪型が合いそうかなど事前に調べておくのも効果的です。
就活の面接時の髪型ポイント
眉毛・耳が見えること
就職活動における髪型は、基本的に眉毛・耳が見えることがマストです。面接官に自分の顔や表情がはっきりと見えるようにすることで印象がかなり変わります。
眉毛に前髪がかかってしまったり、顔が髪の毛で隠れてしまうと面接官に暗い印象を抱かれてしまう可能性があります。反対に眉毛や顔の表情がはっきり見えることで、明るく前向きな印象や表情の豊かさを表現することができます。
また、顔全体をしっかりと見せる上で重要となるのが耳が見えることです。耳が見えることで顔全体がよく見え、面接官にすっきりとした印象を与えることができます。
ここで注意しなければならないのは眉毛の手入れです。眉毛を出して顔や表情が良く見える状態であっても、眉毛の手入れを疎かにしてしまうとだらしない印象となる可能性があります。普段、眉毛を出さない人も長さや形を整えることを意識しましょう。
崩れにくい髪型にすること
面接中に髪の毛を触ることがないように崩れにくい髪型にすることを意識しましょう。面接では、お辞儀をする場面が何度も出てきます。その度に髪の毛を耳に掛け直したり、顔に髪の毛がかかることがないようにしましょう。
お辞儀をする度に髪の毛を直してしまうと、面接官の意識が逸れてしまったり、落ち着きのない印象を与えてしまう可能性があります。崩れにくい髪型にするためにも、髪型に合わせてヘアピンやヘアスプレーを使って固定するなど工夫をするようにしましょう。
面接時は黒髪または暗めが基本
面接の際には黒髪や地毛に近い自然な髪色にすることが基本です。業界や企業によって髪色に関する規制が異なる場合もありますが、ハイトーンや明るすぎる色、デザインカラーなどは基本的にNGです。
派手な髪色は面接官に不真面目な印象を与えてしまう場合があります。基本的には自然な髪色か黒髪、茶髪であっても8トーン以下にするなどして髪色でマイナスの印象を与えてしまわないようにしましょう。
髪色を暗く染めず、黒スプレーなどで隠したとしても、汚れが首元やスーツの襟についてしまう可能性もあります。就職活動は短期間で終わるものでもないため、しっかりと暗い色に染め直すことがおすすめです。
【長さ別】面接におすすめ!女性の就活ヘアスタイル
ロング
ロングの人の場合、シンプルに後ろでひとつにまとめるのが定番です。単に、ひとつにまとめれば良いというわけではなく、浮き毛や後れ毛なども綺麗にまとめないとだらしない印象となってしまいます。
結ぶ位置としては、耳と同じ高さかそれより低い位置でまとめるようにしましょう。髪が胸下より長い人はシニヨンなどのお団子スタイルでまとめるとよりすっきりとした印象となります。
ミディアム
ミディアムは髪の長さによって後ろで一つにまとめるのが難しい場合があります。その場合はハーフアップにすると、顔周りの髪の毛も綺麗にまとめることができます。
ハーフアップは女性らしい落ち着いた雰囲気がありますが、面接の場でカジュアルな印象になりすぎないように注意しましょう。また、耳の後ろの毛が落ちてこないようにヘアピンやヘアスプレーでまとめ、崩れないように注意しましょう。
ボブ
ひとつにまとめるのも、ハーフアップにすることも難しいボブスタイルの場合、お辞儀などをした際に髪の毛が崩れやすいです。ヘアピンやスプレーを使い、しっかりとセットを行うようにしましょう。
ボブスタイルの場合でも耳を出すことは必須です。清潔感を出すためにも日頃からの髪の毛のお手入れや、ヘアアイロンでまとまりを抑えることを意識しましょう。
ショート
ショートヘアの場合もボブと同様、耳を出すこととお辞儀をした際に髪の毛が落ちてこないセットは必須です。ショートヘアは爽やかな印象を持たれる場合が多いですが、湿気によるうねりなども出やすいため注意しましょう。
毛量が多すぎたり、髪の毛がボサボサだとせっかくの爽やかな印象が台無しになってしまうため、定期的にヘアケアを行うようにするのが効果的です。
髪型と合わせて知りたい!面接時の前髪とメイク
面接時の前髪
面接では、眉毛が見えるような前髪が基本です。そのため、ぱっつん前髪などは避けましょう。
眉毛が見える前髪としては、センター分けやオールバックなどがあります。おでこを出すと、顔全体がよく見え、より明るくすっきりとした印象を与えることができます。
センター分けやオールバックなどでおでこ全体を出すことに抵抗がある人は、斜めに流して耳にかけるのがおすすめです。いずれも、お辞儀などの際に前髪が崩れたり、落ちてくることのないようにヘアスプレーなどで綺麗にまとめましょう。
また、触覚を出して良いのかについても気になるポイントだと思います。面接では顔や表情が良く見えることが重要です。輪郭が見えることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、面接では顔まわりを隠してしまうような触覚やお後れ毛などは出さないようにしましょう。
面接時のメイク
面接の際には髪型はもちろんのこと、女性の場合はメイクも気にかけなければなりません。普段、友達と遊ぶときのような華やかなメイクやすっぴんではなく、社会人として清潔感のあるメイクが必要です。
カラーコンタクトやつけまつ毛、真っ赤なリップなどは控え、ナチュラルメイクを心がけましょう。顔の印象を良くするために、アイプチや涙袋を作るのは良いですが、どちらも自然な仕上がりになることを意識しましょう。
就活メイクで最も重要になるのはベースメイクです。肌を美しくみせ、清潔感を与えるためにも肌に馴染みの良い色で薄づきなベースメイクをしましょう。夏場や長時間の外出となる際には、軽いパウダーを持ち歩くこともおすすめです。
面接時の女性の髪型Q&A
Q1|パーマやヘアアレンジはしても良いのか?
業界や企業によっても変わるかもしれませんが、基本的に過度なパーマやヘアアレンジは面接の際はNGです。パーマをかける際には、なるべくゆるめや、地毛の癖を抑える程度が良いでしょう。
ヘアアレンジに関しても過度なものではなく髪の毛が落ちてこないように固めたり、パサツキなどを抑える程度のヘアセットが好ましいです。
Q2|アクセサリーはどこまでOK?
髪の毛をまとめる際に使用するヘアゴムやヘアピンは基本的に黒・茶・紺色など目立たない色にしましょう。カチューシャやシュシュなどはカジュアルな印象を与えてしまう可能性があるため、面接ではNGです。
バレッタやヘアクリップなども、面接に適した落ち着いた色味のシンプルなデザインのものを選びましょう。
Q3|髪の毛は下ろしても良い?
面接の際には髪の毛を結んだ方が良いです。髪の毛が結べないようなショートヘアやボブヘアではない場合には基本的にひとつにまとめるかハーフアップにするなどしましょう。
面接の第一印象を良くするには顔が良くみえ、すっきりとさせることがベストです。髪の毛を下ろしてしまうと、お辞儀をする際にも邪魔になるので控えましょう。
ウルフヘアやレイヤーなど結びにくい髪型も、長さを切り揃えたりヘアピンやスプレーを使ってうまくまとめ、カジュアルな印象にならないよう気をつけましょう。
Q4|髪色はどこまで明るくして良い?
髪色は地毛に近い色、暗いトーンが無難です。8トーン以下に抑えるのが良いでしょう。しかし、髪色の明るさの規定などは企業によっても異なる場合があるため、自分の志望する業界や企業ではどのような髪色や明るさが好ましいか調べるようにしましょう。
面接で髪型は重要!マナーをしっかり押さえて面接に挑もう
女性の就活生の皆さんは、一度は面接時の髪型で悩むことがあると思います。面接では、短い時間で魅力を伝えなければならないため、印象アップを狙っていく上でも身だしなみや清潔感は大切です。
せっかく対策した面接にも関わらず、髪型で印象が悪くなってしまったら勿体無いですよね。面接官からの印象を良くするためにも、社会人としてのTPOを押さえ、髪型をはじめ見た目には気を使うようにしましょう。
普段とは違い、慣れないヘアセットであるため、当日、髪型に時間がかかり遅れてしまうことがないように普段から練習をすることがおすすめです。眉毛・耳が見えること、崩れにくい髪型を意識して自分にあった就活ヘアスタイルを見つけていきましょう。