インターンは何分前に到着するべき?受付の流れやマナーを解説

インターンは何分前に到着するべき?受付の流れやマナーを解説
この記事のまとめ
  • インターンの会場には10分前に到着する
  • 受付時間内に受付を済ませる
  • 遅刻しそうな場合は電話で連絡をする
  • 前日には事前準備をしっかりと行う

インターンには何分前に到着するのがよいのでしょうか。遅刻はもちろんNGですが、会場に早く着きすぎるのも先方に迷惑がかかるため、避けるのがマナーです。

本記事では、インターンの到着時間について詳しく解説しています。インターンに早く着きすぎた場合や遅刻しそうな場合の対処法を知り、適切な対応をしましょう。また、インターン当日の流れや、インターンで注意すべきマナーのポイントなども合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

インターン会場には10分前に到着するのが目安

インターン初日は、第一印象が非常に重要です。遅刻は「社会人としてのマナーが守れていない」「積極的ではない」という印象を与えてしまうため厳禁です。また、インターンが始まる直前に駆け込むのも印象がよくありません。

一方で、会場に早く着きすぎるのも避けるべきです。インターン当日は、担当者もインターン生を迎える準備に追われています。会場準備中に到着してしまうと、余計な手間をかけさせてしまい、迷惑をかけることになりかねません。

インターンでは時間を守ることも含めて、積極的に取り組んでいるという姿勢を見せることも大切です。インターン会場に開始10分前を目安に到着すれば、余裕を持って受付を済ませ、開始までに必要な準備を整えられることで、積極的に取り組んでいる姿勢をアピールできるでしょう。

受付時間指定の場合は開始の10分前までに

インターンの受付時間が指定されている場合には、受付開始時刻に合わせて到着するとよいでしょう。

受付時間内であれば、いつ到着しても問題ありませんが、ギリギリに到着すると慌てて受付を済ませることになり、スムーズに初日をスタートできないことも考えられます。そのため、開始時間の少なくとも10分前には受付を終えておくと安心です。

開始の10分前までに到着しておけば、インターン開始までに会場の雰囲気を知ることができ、緊張を解消する時間が持てます。心に余裕を持ってインターンを迎えることができれば、初日から積極的に活動できるでしょう。

会場近くには20〜30分前に到着しておく

インターン会場の受付を10分前に済ませることから逆算して、会場近くには20〜30分前に到着しておくと安心です。

当日は交通機関の乱れや、会場までの道に迷うなどのトラブルに遭遇することも考えられます。はじめての場所を訪れる場合は、特に時間に余裕を持って行動するとよいでしょう。

早く着きすぎた場合は、近くのカフェや公園で時間を調整するのがおすすめ。この時間でインターンに向けて心を落ち着けたり、準備の最終確認をしたりできます。

インターン当日の流れ

受付前に身だしなみの最終チェックをする

インターン会場で受付をする前に、身だしなみの最終チェックを実施しましょう。自宅で丁寧に身だしなみを整えていたとしても、時間の経過や移動により乱れが生じている可能性があります。

最終チェックには、駅やカフェのトイレを利用するとよいでしょう。小さな手鏡を持参し、合わせ鏡で後ろ姿も忘れずにチェックしてください。

身だしなみの最終チェックポイント
  • 髪が乱れていないか
  • スーツにしわ・汚れがないか
  • スーツの肩口にフケが落ちていないか
  • 靴が汚れていないか(泥はねなど)
  • 歯に食べかすが残っていないか
  • (男性)ネクタイは曲がっていないか
  • (女性)メイクは落ちていないか
  • (女性)ストッキングは伝線していないか

受付で挨拶をする

インターンで有人受付だった場合の挨拶

受付が友人の場合は、上記のように挨拶をします。インターンの受付では、相手の目を見て笑顔で挨拶しましょう。企業が数社入っている総合受付の場合は、訪問先の企業名も忘れず伝えます。

インターンで無人受付だった場合の挨拶

受付が無人で、内線電話を使って担当者を呼び出すようになっている受付方式もあります。この場合は、上記の例を参考に受付をしてください。

案内された待機場所で待つ

担当者に待機場所で待つよう案内されたら、次の指示があるまで待機場所で静かに待機します。

他のインターン生が同じ場所にいる場合は、軽く挨拶するのがおすすめです。しかし、くれぐれも騒いだり、にぎやかに話したりしないように注意してください。

時間に余裕があるのであれば、履歴書や自己PR、志望動機などの資料を見直すのもよいでしょう。いつ声がかかるかわからない場合は、頭の中でイメージトレーニングするなど、落ち着いて過ごすことをおすすめします。

お手洗いなどで待機場所から離れる場合は、企業の担当者に一言声をかけてからにしましょう。

インターンで注意すべきマナー

しっかり挨拶をする

インターンでは、しっかり挨拶をするよう心がけましょう。自分から積極的に挨拶することは、社会人として基本中の基本。相手の目を見ながら、笑顔で明るくはっきりと挨拶してください。

気持ちのよい挨拶は、まわりの人に安心感や信頼感を与えます。インターンで一緒の時間を過ごす仲間や企業の担当者と、良好な関係を築くきっかけにもなるでしょう。

また会社では、担当者だけでなく受付や廊下ですれ違う人にも忘れず挨拶することが重要です。将来その企業で働くことになった場合、社内で出会った人はすべて先輩になり得るからです。

自ら積極的に行動し、仲間とうまくコミュニケーションをとろうとする姿は、きっと担当者の目にも好意的に留まるでしょう。

第一印象をよくする

第一印象をよくするためのポイント
服装・靴汚れ・しわ・においに注意
状況に合わせた装い、サイズのあったものを着用
髪型表情がよく見えるよう、きれいにまとめる
表情常に穏やかな表情でいることを意識する
所作姿勢よく、落ち着いて行動する
言葉遣い明瞭かつ聞き取りやすいトーンで、丁寧な言葉遣いを心がける

インターンにおける第一印象は、その後の評価にも大きく影響するため、非常に重要なポイントです。服装や靴だけでなく、表情や所作にも気をつけるとよいでしょう。

積極的な態度で臨む

インターンはただ参加するだけでなく、積極的な姿勢を見せることが重要です。企業側は採用を踏まえて、インターン生をチェックしていることも考えられます。メモをとる、適切なタイミングで質問をするなど、自ら学び理解を深めようとする態度でインターンに臨みましょう。

しかし、積極的な態度を見せようとするあまり、まわりのインターン生を押しのけてまで目立とうとするのは「協調性がない」と判断される恐れがあるため逆効果です。周囲への配慮も忘れないようにしましょう。

インターンは、気になる企業の業務や雰囲気を実際に体験できる絶好の機会です。貴重な機会を与えてもらったことに感謝の気持ちを忘れず、積極的に取り組み、多くの学びを得てください。

会場では気を抜かない

インターン会場での注意点
  • 机に肘をつかない
  • 姿勢よく座る
  • タバコ休憩は控える
  • スマートフォンを触らない
  • 居眠りはしない

インターン会場では、最後まで気を抜かないよう注意が必要です。特に数日続くインターンでは、慣れに伴って気が緩みがちになることがあります。そのような気の緩みを、企業の担当者は見逃さないでしょう。

スマートフォンはバイブレーションにしていても、静かな場所では振動が響きますので、サイレントモードにしておくとよいでしょう。また、インターン中の居眠りを防止するには、前日にしっかりと睡眠をとっておくことが重要です。

学生のために企業が行うインターンに対して、真摯に向き合う姿勢を態度で示すことが重要です。だらしない態度は目につくものであるため、くれぐれも気を抜かないようにしましょう。

インターンに遅刻しそうな場合は早めに電話連絡する

インターンで遅刻しそうな場合の電話例文

インターンに遅刻しそうな場合は、できるだけ早い段階で連絡をします。インターン当日は担当者も忙しく、メールを確認する時間がないことも考えられるため、電話で一報を入れましょう。

遅刻は社会人として避けなければならないことですが、思いがけない事故や交通機関の遅延などによってどうしても遅れてしまうことも考えられます。そのようなときに、慌てず的確な対応をとることで、信頼性と責任感を示せるでしょう。

電話連絡の際には、「遅れる理由」と「到着できる見込みの時間」を伝えるのがポイントです。ギリギリ間に合うかもしれない場合も、念の為電話連絡をしておくと印象がよいでしょう。

万が一の場合に備えて、インターンに訪れる会社の電話番号はあらかじめ調べておくと安心です。電話連絡の文言は、次を参考にしてください。

インターンで慌てないよう前日に最終確認するポイント

インターン会場の場所

会場までの道順、交通手段、かかる時間などは、前日のうちに確認しておきましょう。はじめての場所であれば、地図アプリや交通機関のアプリを使ってルートをチェックし、必要な場合は画面キャプチャをとっておくのがおすすめです。

早く着きすぎてしまったときに時間調整ができるカフェや、忘れ物をしたときに頼りになるコンビニの場所も合わせて調べておくと安心でしょう。

必要な持ち物

インターンで必要な持ち物の例
  • 履歴書やエントリーシートなど
  • 企業が指定した書類
  • 企業が指定した持ち物
  • スケジュール帳やメモ帳・筆記用具
  • 本人確認書類(学生証・免許証など)
  • 財布
  • スマートフォン
  • ハンカチ
  • 身だしなみを整えるアイテム(鏡・櫛など)
  • 時計
  • クリアファイル

普段、スマートフォンを時計代わりに使っている人も、インターンではシンプルなビジネスウォッチの着用をおすすめします。また、インターンで配布される書類をきれいに持ち帰るために、クリアファイルを用意するとよいでしょう。

また、身だしなみを整えるアイテムも忘れずに持っていきましょう。髪型が崩れやすい人は小さいヘアスプレーなどがあると安心です。女性は化粧品やストッキングの予備も忘れず用意してください。

これらの準備を事前に整えておくことで、自信を持ってインターンに臨むことができます。

身だしなみ

当日に着用する予定の服や靴は、あらかじめ大きな汚れや気になるにおいがないかを確認しておきましょう。シャツにはアイロンをかけ、靴は磨いておきます。当日慌てることのないよう、できれば数日前に確認をしておくとよいでしょう。

髪を染めている場合は、社会人としてインターン開始までに落ち着いた色に戻しておくことをおすすめします。

身だしなみが整っていることは、相手に好印象を与えるだけでなく、自分の自信にもつながります。

時間と心に余裕を持ってインターンに参加しよう

インターンは、単に企業の雰囲気を体験できるだけでなく、実際の採用につながる可能性もある貴重な機会です。そのため、インターンは時間と心に余裕を持って行動しましょう。

インターン参加にあたっては、前日から準備をしっかり行い、当日は早めの行動を心がけます。会場には10分前を目安に到着するようにしましょう。万が一遅刻しそうな場合は早めに電話連絡をするなどマナーある行動をすることで、「遅刻」というマイナスイメージを払拭することもできます。

インターンでの振る舞いや行動の一つひとつが、企業の内定につながる可能性もあるということを理解し、事前の準備をすることで時間と心に余裕を持ってインターンに臨みましょう。

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