就活でショートヘアは不利?前髪のセット方法と注意点を解説!

就活でショートヘアは不利?前髪のセット方法と注意点を解説!
この記事のまとめ
  • 就活はショートヘアでも不利にはならない
  • 前髪は流して目と耳が見えるようにする
  • 髪が崩れないようにワックスやスプレーなどを活用する

就活の髪型といえば、髪を一つに束ねる印象が強いため「ショートヘアでは不利になるのではないか?」「ヘアセットのポイントが分からない」と不安になる就活生もいるでしょう。

この記事では、ショートヘアで就活に臨むメリットやデメリット、ヘアセットをするときの具体的なポイントを紹介します。ショートヘアの注意点やその対処法も併せて解説しますので、参考にしてください。

就活はショートヘアでもOK

就活はショートヘアで臨んでも問題はありません。就活において大切なのは、髪の長さではなく「清潔感」と「ビジネスの場に適しているか」です。

就活はショートヘアでもOKですが、アシンメトリーなショートヘアなどの「ファッション性が高い髪型」は、ビジネスの場に不向きです。ショートヘアで就活に臨む場合は、シンプルなショートヘアにするのがおすすめです。

また、髪色は7トーン以下の自然な髪色にしましょう。

就活でショートヘアにするメリット・デメリット

ショートヘアに限らずどの髪の長さにもいえることですが、メリットとデメリットがあります。どちらも理解した上で、自分に合う髪の長さを選ぶと良いでしょう。

ショートヘアのメリット

活発でフレッシュな印象を与えられる

ショートヘアは「清潔感」を感じさせるだけでなく、爽やかな印象を与えられる髪型です。また、活発でフレッシュ、そして芯のある印象も与えられるでしょう。

そのため、社外の人と関わる機会が多く爽やかな印象が求められる「営業職」はショートカットは好印象を与えます。また、ショートヘアは顔の表情がよく見えるため、明るさにくわえ親しみやすさを与えられます。

また、「接客業」にも向いている髪型と言えるでしょう。そのほか「クリエイティブ業界」など、一人ひとりの個性を出しやすい業界の場合もショートヘアは好印象です。

時短になる

ショートヘアなら、シャンプーやドライヤー、日々のお手入れなど髪にかけるための時間がロングヘアよりも短くなり、時短になります。シャンプーやリンス、ワックスなどの量が少なく済み、節約にもなるでしょう。

就活中は選考対策などで、何かと忙しいものです。今まで髪にかけていた時間が就活に関する対策など必要なことに使えるのは、大きなメリットといえるでしょう。

ショートヘアのデメリット

企業によっては雰囲気が合わない

ショートヘアは活発でフレッシュな印象を与えられる反面、企業が求める人物像によってはショートヘアがマイナスの印象を与える可能性があります。女性らしさや華やかさが求められる業界の場合には、雰囲気が合わないと判断されてしまうことがあるかもしれません。

たとえば「航空業界」や「マスコミ業界」などは、華やかさが求められます。ロングヘアを束ねたりハーフアップにしたりして、その企業に合わせた雰囲気の髪型にするのが一般的でしょう。また「ホテル業界」や「ブライダル業界」なども大人っぽく見せることが大切であるため、ロングヘアの方が適しているといえます。

髪質によってはヘアセットに時間がかかる

ショートヘアはシャンプーやドライヤーの時間が短縮できるのがメリットである一方、髪質によっては「はね」や「うねり」が目立ちやすい髪型でもあります。ロングヘアなら束ねてしまえばある程度目立たなくなることもありますが、ショートヘアの場合には、はねやうねりへの対策が必要です。

「うねりやすい」「広がりやすい」といった髪質の人は、ショートヘアにしたことで逆にヘアセットに時間がかかってしまうこともあるでしょう。

トリートメントを使うなどして髪をしっかりと保湿して広がりにくくしたり、ワックスやオイルを正しく使ったりすれば、うねりや広がりもある程度は抑えられます。美容室でプロに相談してみるのもよいでしょう。

メイクが薄く見えやすい

ショートヘアはフレッシュな印象を与えますが、メイクが薄すぎると「幼い」「頼りない」といった印象にも繋がりかねません。就活では派手なメイクはNGですが、ある程度のメイクは身だしなみとして必要です。

肌の色ムラやくすみをカバーすれば「化粧した感」がしっかりと出るため、ベースメイクを見直すのも一つの方法です。また、アイシャドウで自然なグラデーションを作り、目元を立体的に仕上げると良いでしょう。チークや口紅などは、肌馴染みの良いものを選び、髪型と自分に合うメイクを研究しておきましょう。

ショートヘアのヘアセット方法

ショートヘアのセット方法

ショートヘアのヘアセットのポイントは「まとまり感」を出すことです。まとまり感を出すために必要なステップを解説するので、一つずつ丁寧に確認しながらセットしましょう。

毛先は内巻きかストレート

毛先は「内巻き」か「ストレート」にしましょう。外はねはカジュアルな印象になるため、就活には向きません。

ストレートアイロンやカールアイロンを使って、毛先を整えます。ストレートアイロンやカールアイロンがない場合は、ドライヤーとブラシを使って整えましょう。毛先が整うことで、髪全体がきれいにまとまってみえます。

前髪は横に流す

ショートヘアの前髪のセット例

前髪は横に流し、スプレーで固めるなどして目にかからないようにします。前髪が目にかかると、暗い印象を与えたり自信がないように見えたりすることも。目が見えるようにすると、意思の強さも表せます。

耳が見えるようにする

サイドの髪は耳にかけ、耳が見えるようにしましょう。顔周りに髪があると、暗いイメージや消極的なイメージを与えてしまうことがあります。顔周りをすっきりさせることで、清潔感がアップします。

また、顔周りの髪をまとめておけば面接官に表情がよく見えるため、自分の感情や熱意がより伝わりやすくなるでしょう。

ワックスやスプレーを使ってまとまりを出す

仕上げに、ワックスやスプレーを使って、まとまり感を出します。オイルを使っても構いません。

前髪を流し、スプレーで固めるときには髪を一旦ピンで留めます。このとき、アメピンを使うと毛がよれたり跡が付いたりすることがありますが、先の平たいクリップなどで仮留めすると跡が付きにくくなります。100円ショップにも売っているので、持っていない方はチェックしてみると良いでしょう。

ショートヘアの注意点

前髪が目にかからないようにする

採用担当者の中には、前髪が目にかかっているのを気にする人がいる場合があります。目元をすっきりとさせることで、明るく前向きな印象を与えられるので、前髪は目にかからないようにしましょう。

ヘアセットの際、横に流すことを考えるとあまりに短いと流しにくい場合も。ちょうど良い長さになるよう、美容師さんに相談するとセットがしやすくなるでしょう。

お辞儀しても崩れないようにする

ロングヘアと違い、ショートヘアは束ねられないため、お辞儀をするなど動いたときに顔に髪がかかりがちです。髪が顔にかかったり崩れたりするたびに手で直していると、落ち着かない印象を与えたり、清潔感に欠けたりするでしょう。

ヘアセットをしたら、ピンやワックス、スプレーなどをうまく使い、髪をまとめます。お辞儀しても崩れないように、すっきりとした印象に仕上げるのが大切です。

ピンやワックスは適切に使う

ピンを使うとき、気を付けたいのが「できるだけ見えないように留めること」です。ピンは、本来隠して使うものです。前髪でも耳元でも、ピンを使う場合には見えない位置で留めるようにしましょう。

また、髪をまとめるためにワックスやオイルを使うときは、適量を心がけます。ワックスやオイルは、付けすぎると逆に清潔感がなくなってしまいます。

使う量は、ショートヘアの場合、ワックスなら「10円玉大」オイルなら「1〜2プッシュ」が目安です。使うワックスやオイル、髪質によっても異なるので、使い慣れていない人は少なめから試すと失敗しにくくなるでしょう。当日に初めて挑戦するのではなく、適量を確かめるためにも事前に練習しておくと安心です。

髪色は7トーン以下の自然な髪色にする

就活に適した髪色は、一般的に「自然な髪色」とされています。「黒」ではないのは、人によって地毛の色が違うからです。あくまで「自然な髪色」を心がけましょう。

髪の明るさを表す単位である「トーン」で言うと「自然な髪色は7トーン以下」だとされています。しかし、これも目安であり、業界によってその基準は異なります。

たとえば、公務員や金融業界、医療系の仕事の場合は「誠実さ」や「清潔感」が重視されるため「6トーン以下」の髪色が適しているでしょう。一方、ファッション業界などであればもう少し基準が緩やかな場合もあります。迷ったときには、まじめな印象を与えられる7トーン以下にしておくと良いでしょう。

実際に染めるときには、自宅で市販のカラー剤を使って染めるのも一つの方法ですが、今の髪色によっては思い通りの色にならなかったり、色ムラができたりという可能性もあります。美容室に行き、美容師さんと相談しながらカラーしてもらうと安心です。

就活はショートヘアでもOK!まとまりのあるヘアセットを

就活は、ショートヘアで臨んでも問題ありません。ショートヘアは、相手に「活発でフレッシュな印象」を与えられるでしょう。また、就活において大切なのは、髪の長さではなく「清潔感」や「まとまり感」があるかです。

ショートヘアのヘアセットのポイントは、前髪は横に流し、目や耳を出すことです。顔周りや目に髪がかかっていると、暗く消極的な印象に繋がります。ワックスやオイル、スプレーなどを使い、すっきりとした印象を与えられるようなヘアセットを心がけましょう。

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