- 女性の髪型は、印象を決める重要なポイント
- 好印象を与える髪型にはポイントがある
- 前髪を変えるだけで与える印象は変わる
- 似合う髪型が分かれば自信を持って臨める
就活で面接官に好印象を与えたいなら、まずは髪型を整えることがおすすめです。髪型は人の第一印象を左右する大きな要素です。好印象を与える髪型のポイントを知り、自分に似合う髪型を見つけましょう。
本記事では、髪型の中でもとくに印象を変える要素となる前髪についても、与える印象について詳しく解説しています。また、髪の長さ別におすすめのヘアアレンジやポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
女性の髪型は就活での第一印象を決める
女性の髪型は、就活での第一印象を決めるといっても過言ではありません。
第一印象は、出会って最初の3秒で決まるともいわれています。つまり、人は相手の印象をほぼ直感で判断しているということです。初めて人に会ったら、まず表情を見ることが多いため、表情の印象を作りだす要素である髪型にも自然と目が向くのです。
就活では、就活生のほとんどが同じようなリクルートスーツを着用しているため、個々の第一印象は顔まわりで判断されることになるでしょう。
最初の3秒で相手に好印象を与えるには、清潔感と表情がよく見える髪型であることが重要です。
就活で好印象を与える女性の髪型5つのポイント
眉と耳をだす
就活で好印象を与えるポイントのひとつは、眉や耳をだすことです。
眉は、見せることで表情が豊かになり、明るく溌剌とした印象を与えます。眉を隠すと、表情が読み取りにくくなりますので、前髪の長さには注意しましょう。
自信を持って眉を出すために、自分に似合う眉の形を研究してみるのもおすすめです。似合う眉の細さや形、バランスなどを知るために、眉専門のサロンに行ってみるのもよいでしょう。
耳をだすと顔全体がよく見え、爽やかですっきりとした印象になります。小顔に見せようと、輪郭をカバーするために耳を隠している人もいますが、顔まわりに髪があると暗い印象になるのでおすすめできません。
眉や耳をだして顔まわりの髪をすっきりさせ、清潔感をだしましょう。自信を持って眉と耳をだすことで、第一印象がさらによくなるはずです。
前髪は横に流すかオールバック
前髪はビジネスシーンにふさわしく、相手を不快にさせない配慮が必要ですので、すっきりと横に流すかオールバックにしましょう。
おでこを見せることで、清潔感と明るさをアピールできます。おでこをだすことは、自信の表れや知性の象徴ともいわれています。
おでこをしっかりだすオールバックは、顔が小さい人や目鼻立ちがはっきりしている人によく似合うスタイルです。おでこをだすのが恥ずかしくて前髪で隠しているという人もいますが、自分の思い込みである場合もありますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
お辞儀をしても髪が乱れないようにする
髪はお辞儀をしたときに乱れないよう、しっかりとセットしましょう。とくに、ひとつにまとめないヘアスタイルや前髪には注意が必要です。
動くたびに髪が乱れていては面接に集中できません。また、見た目の清潔感はビジネスマナーの基本ですので、乱れた髪を何度も直す動作は面接官によい印象を与えないでしょう。
普段、前髪を作っている人は、無意識に前髪を触ることがクセになっていることもありますので気をつけてください。
お辞儀をしても乱れない髪型は、客室乗務員のヘアスタイルが参考になります。客室乗務員は業務中に乱れないヘアスタイルを維持することが求められているため、いつもきれいにまとめられているからです。
髪をセットしたあとは、実際にお辞儀をして、髪が乱れないことを確認しましょう。
髪の色は黒が基本
日本人の髪色は黒に近い髪色をしている人が多いため、就活においても髪の色は黒が基本です。黒髪は、清潔で新卒らしいフレッシュな印象を与えます。
近頃は、個性を尊重する風潮があり、髪の色について規定のない企業も増えてきました。しかし、少し前の世代では黒髪が当たり前で、茶髪に抵抗のある人たちも多いのも事実です。面接官がそのような世代の人であることも考えられるため、髪色を黒っぽくしておくことで、どの世代にも好印象を与えられるでしょう。
普段明るい茶髪に染めている人は、黒髪にすることに抵抗を感じるかもしれません。そのような場合も、日本ヘアカラー協会が定めたレベルスケールのトーン7程度まで暗くしておきましょう。
ヘアピンは見えないようにする
ヘアピンは直接見えないように使用します。とくに、前髪の目立つ場所にヘアピンを使うことは、ビジネスの場にはふさわしくないとされているため、おすすめしません。
また、サイドや襟足の髪を固定するためにピンを多く使用することも、だらしない印象を与える恐れがあります。
ピンの使用は最小限にとどめ、髪の固定にはジェルやヘアスプレーを使用するのがよいでしょう。
ピンは、髪色に合わせたアメリカピンやスモールピンを使用します。デザイン性のあるおしゃれなピンは、遊びの要素が強く、幼い印象を与えるため使わないようにしましょう。
女性の髪型は前髪で印象が変わる
左右に流す前髪は清潔感があり清楚な印象
前髪を左右に流すスタイルは、就活している女性の中でもっとも多く見かける髪型で、清潔感があり、清楚な印象を与えます。左右どちらに流すかは、個人の髪グセなどを考慮して決めるとよいでしょう。8:2あたりに分け目を持ってくると、バランスがよくなります。
左右に流す前髪のポイントは、眉毛を見せることと、お辞儀をしたときに前髪が落ちてこないようにすること。普段の生活では、かっちりと決まった前髪を作る機会はあまりないため、慣れないかもしれませんが、面接で必要なのは「相手に不快感を与えない、整った身だしなみ」です。
就活をするときの前髪は、ヘアスプレーや隠しピンなどを使用して、崩れないように工夫しましょう。
オールバックは明るい印象でインパクトあり
オールバックは、明るく溌剌とした印象を与えるだけでなく、相手にインパクトを残します。就活生の多くが左右に流した前髪で、同じような印象を与えるため、おでこが見えるスタイルは新鮮に見えるのでしょう。動いても髪が乱れにくいので、清潔感もあります。
オールバックは、目鼻立ちのはっきりしている人や、表情が豊かな人によく似合うスタイルです。普段前髪を作っていて、おでこを見せることに抵抗がある人も、一度チャレンジしてみるとよいでしょう。
センター分けは大人っぽく落ち着いた印象
センター分けは大人っぽく落ち着いた印象を与えます。仕事ができる女性を演出できるので、金融や法律などの職種を目指す人にもおすすめです。
ぴったりセンターに分け目を持ってくるよりも、左右に少しずらして6:4程度にすると、バランスよく見えます。普段から前髪を作らずに伸ばしている人は、この髪型にチャレンジしやすいでしょう。
就活の髪型をキープする3つのコツ
水で濡らしてから丁寧にブローする
髪にクセがつくと、簡単には元に戻りません。セットで手こずることになるので、面倒でも一度髪を濡らし、ドライヤーで丁寧にブローするのがおすすめ。髪型をきれいな状態でキープするためには、セットする前にクセをとり、扱いやすい状態にしておくことが重要です。
とくに、ショートヘアやダウンスタイル、斜めに流す前髪で就活に臨もうとする人は、クセのあるところだけでなく根本からしっかり濡らしてから乾かすことで、一日中整った状態を保つことができます。
カーラーやヘアアイロンでベースを整える
毛先を内巻きにしたり、前髪をより整えたりするために、カーラーやヘアアイロンを使用しましょう。
髪全体にヘアアイロンを当てることで、浮き毛をなくしたり、毛先を整えたりできます。また、髪がまっすぐになることで自然なツヤをだせ、より清潔感をアピールできるでしょう。前髪が少し長い場合も、カーラーやヘアアイロンで少しカールさせておくと扱いやすくなります。
髪型に合った整髪料を使用する
就活では、崩れない髪型をキープするために整髪料も上手に取り入れましょう。髪型をキープするには、目的に応じてヘアスプレー・ジェル・ワックスなどを使用します。それぞれの効果とポイントをまとめました。
整髪料 | 効果 | ポイント |
ヘアスプレー | キープ力があり、一日中同じスタイルを維持できる | 重ねて吹きかけることで、強い固定力を発揮する |
ジェル | ホールド力があり、固めた状態でスタイルを保持できる | しっかりホールドし、崩れない |
ワックス | ボリュームの調節や髪をまとめつつ動きをだす | 何度も手直しが可能 |
ムース | 髪をまとめ、軽い仕上がりにする | 自然な固定ができる |
ヘアスプレーは前髪のキープや浮き毛防止などに効果的です。オールバックやアップスタイルにはジェルを使うのもよいでしょう。ショートヘアの人は、ヘアムースなどで軽めに髪をキープするのもおすすめです。
商品によってさまざまな特徴があるので、髪型や髪質などに合わせて選んでください。
就活で女性におすすめのヘアスタイルとアレンジ
髪の長さ別にできるヘアスタイルのアレンジと、まとめ方のポイントを紹介します。
ロングヘア
ロングヘアは清潔感を出すためにダウンヘアを避け、まとめることですっきりした印象を与えられます。
ポニーテール
ロングの人におすすめなのが、ポニーテールです。若々しくフレッシュな印象を与えられるでしょう。ポニーテールの位置は、あまり高い位置にすると幼い印象に、低い位置は老けた印象になるため、目や眉の高さあたりにするのがおすすめです。
清潔感を意識して、毛先が広がらないように注意しましょう。
アップスタイル
ロングヘアの人には、アップヘアもおすすめです。ルーズなお団子ヘアにならないように、ワックスやムースでしっかりまとめてください。お団子ヘアがうまくまとめられない人は、ネットを使用するのもよいでしょう。お団子の高さは耳の高さより下にすると、全体のバランスがよく見えます。
ミディアムヘア
肩に付くくらいの長さの髪は、一番アレンジしやすいといえます。目指す業界や気分に合わせて、髪型を変えてみるのもよいでしょう。
ハーフアップ
女性らしく、上品で清楚な印象を与えることができ、顔まわりがすっきり見えるため、面接官に好印象を与えやすい髪型です。一方で、お辞儀や風の影響などで髪形が乱れやすいため、注意が必要です。下ろしている髪は内巻きにし、ヘアスプレーなどでキープしておくとよいでしょう。
こなれ感や抜け感はリクルートスーツには合わず、だらしない印象を与えるため避けておくのが賢明です。
ひとつ結び
ミディアムヘアの人は、シンプルに一つにまとめると爽やかな印象を与えます。ただし、シンプルな髪型ゆえ、乱れると目立つのがデメリット。簡単にまとめるのではなく、きれいに見えるように工夫をすることが重要です。
毛先はワックスやヘアアイロンを使って、ストレートか内巻きになるよう工夫しましょう。
結ぶ位置は、高い位置に結ぶと後れ毛が目立つため、耳より少し下あたりがベストです。
毛先がどうしてもまとまらない場合は、シニヨンネットを使用してお団子ヘアにしてしまうのもアイデアの一つです。
ボブ・ショートヘア
ボブやショートの人は、アレンジできるヘアスタイルがあまりありません。その分、髪のスタイリングがすべての印象を決めるカギとなります。寝グセや毛先のハネ、浮き毛に気をつけて髪型を整えましょう。サイドの髪は耳にかけ、髪はお辞儀をしたときに前に落ちてこないよう工夫します。
就活でNGな女性の髪型
ぱっつん前髪
ぱっつん前髪は、表情が見えづらいだけでなく、幼い印象を与える恐れがあります。ビジネス向きではありませんので、避けた方がよいでしょう。普段短めのぱっつん前髪をしている人は、就活までに少し髪を伸ばし、左右どちらかに流すスタイルにするのがおすすめです。
見える位置にピンを使うのは避け、ジェルやヘアスプレーを使用して形をキープするとよいでしょう。
触覚ヘア
こめかみあたりのサイドの毛を伸ばし、輪郭などを隠すことによって、小顔効果がある触覚ヘアも、就活ではNGです。触覚は顔に影を落とし、暗い印象を与えます。面接は第一印象が勝負ですので、マイナスイメージを持たれることは避けましょう。
強いパーマ
強いカールや極端にスタイリッシュなパーマは就活において避けるべきです。新卒の就活ではフレッシュさと真面目さが求められていますが、パーマスタイルはカジュアルすぎる印象を与える恐れがあるからです。また、髪がふわふわしたりもつれたりすることで不潔に見えるリスクもあります。
就活では、よりシンプルで整ったヘアスタイルが好まれるため、強いパーマは避けた方がよいでしょう。 髪のクセが強い天然パーマの場合は、そのままでも大丈夫です。
就活は好印象を与える髪型で内定を勝ち取ろう
就活では、第一印象が内定の合否に大きく関わる可能性があります。身だしなみの一つとして、面接官が注目する髪型は、誰が見ても好印象でなければなりません。髪の長さや髪質などに合わせ、もっとも美しく見える髪型を研究しましょう。
好印象を与える髪型は、前髪も重要なポイントです。横に流すにしても、左右が違うだけで雰囲気も変わります。普段前髪を作っている人にとって、オールバックにすることは度胸のいることかもしれません。
就活をきっかけに、普段したことのない前髪にチャレンジしてみるのもおすすめです。いろいろと試すことで、自分にふさわしい髪型が見つかるでしょう。
相手に好印象を与えられる、自分に似合った髪型で自信を持って就活に臨み、内定を勝ち取りましょう。