- 就活の髪色は7トーン以下の黒がおすすめ
- 染めるタイミングは会社説明会の前が大多数
- 1週間~3日前に美容院で染めると良い
就活を始めるとき、悩むのが髪色。「絶対に黒髪じゃないとだめなのか」「どのくらいのトーンならOKなのか」と気になる方も多いです。
本記事では、就活をするときに適した髪色について解説します。具体的なトーン数の目安や、いつから染めるのがいいのか、染める方法のおすすめについても紹介しています。
おしゃれを楽しみたい方向けの髪色もあわせて取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。
就活には適した髪色やトーンで臨もう
髪色は第一印象に大きく関わる部分です。就活生やインターン生の場合、経歴ではなくその人の印象や人柄が重視されやすいため、場違いな色や明るさの髪はそれだけでマイナスの印象を与えかねません。
募集要項に明記されていない場合でも、派手すぎる髪色は避け、地毛やなるべく暗めの髪色にすることが望ましいとされています。
職種や業界によって許容される髪色の明るさが異なることもあるため、自身の希望職種に合った髪色を選ぶようにしましょう。
就活で望ましい髪色は?
7トーン以下の黒髪が無難
「トーン」とは髪の明るさを表す単位で、一般的に4トーン~16トーンの範囲がカラーリングで用いられます。トーンの値は小さいほど暗く、大きいほど明るい髪色を表しています。
ほとんどの業界の就活で無難なのは、7トーン以下の黒髪です。日本人の地毛は4~6トーンであると言われているため、わずかに色味がわかる程度の暗い髪色であれば悪い印象は与えにくくなります。
元から髪を染めていない場合、そのままでも問題はありませんが、気になるようであれば7トーン以下を目安に染めてみましょう。
金融・公務員・医療系は6トーン以下がおすすめ
金融・公務員・医療系は社外の人と関わる機会が多く、仕事の内容も誠実さ・清潔さが求められるため、そういった印象を与えやすい6トーン以下の暗い髪色がおすすめです。
具体的なトーン数が規則で定められている企業も少なくないため、必ず確認しておくようにしましょう。
地毛が明るめな人は暗めに染めるか、履歴書などに「地毛の色」と「必要があれば暗く染める」ということを明記しておくと安心です。
アパレルや美容系は8トーン以上が許容されることも
アパレルや美容業界など、個々の個性やセンスを大切にする業界では、髪色の許容範囲は広めな傾向があります。自由な社風である場合も多く、その場合には髪色に厳しい決まりはないこともあります。
しかし、社外の人と関わる機会が多い場合や、ブランドイメージによって落ち着いた髪色を求められる場合もあります。「どこまでの髪色が許されるか」は業種だけでなく企業によっても差が大きいため、実際に働いている人の髪色を見るなどして確認しておきましょう。
どの程度までが問題ないのかわからない場合には、無難に暗めの髪色にしておくことがおすすめです。
就活前のいつから髪を染めるべき?
会社説明会の前に染める人が多い
リクナビが内定者500人に向けて行った「就活中の髪色」に関するアンケートによると「会社説明会の前」に、39.7%もの就活生が髪を黒くしていたことが分かりました。
次いで「夏のインターンシップ前」「冬のインターンシップ前」と続きますが、大多数の就活生が「会社説明会の前」には髪色を黒くしています。
いつ、どのタイミングで企業と関わる機会があるか分からないため、面接直前ではなく「会社説明会前」に髪を黒くしておくことで焦らずに済むでしょう。
参考:【内定者500人に聞いた】就活中の髪色、黒髪と茶髪どっちで臨んだ?いつどこで染めた?
1週間~3日前までに染めるのがおすすめ
具体的な髪を染めるタイミングは「目的の1週間前」がおすすめです。元々の髪色や髪質にもよりますが、あまり早くに染めると色落ちしてしまう可能性があります。
逆に、目的の直前に染める場合、思い通りの髪色にならなかったときに染め直す時間が取れない可能性があります。1週間前なら目的の期日には髪色が馴染み、染め直したいと思った場合にも時間に余裕を持ってカラーができます。
何度もカラーを試す場合でも、髪色を馴染ませることを考えると、遅くとも目的の3日前までには済ませておくのが望ましいでしょう。
髪はどう染めるのがいい?【美容院・セルフ・スプレー】
美容院が最も確実
メリット | ・今までのカラー履歴や髪質を含めてカラーしてもらえる ・ムラになりにくい ・一度で理想のカラーに近付ける |
デメリット | ・他に比べて費用が高め |
就活のために髪を染めるとき、最もおすすめなのは美容院でカラーをすることです。現在のトーンと理想とするトーンに応じて、カラー剤を調合してもらえるため、理想の髪色に近付けることができます。
セルフカラーなどと比べてムラになりにくく、ほぼ一度でカラーを終えられるのもメリットの1つです。
費用が高くつくのはデメリットといえますが、何度も染め直す手間を省けるだけでなく、自信を持って就活に臨むことができるため、妥協したくないという人は美容院で染めるようにしましょう。
セルフカラーは手軽に試せる
メリット | ・ドラッグストアやスーパーで気軽に買える ・時間に左右されず、好きなタイミングでできる ・価格が安い |
デメリット | ・理想の髪色にならない可能性がある |
市販のカラー剤で髪を染めるのも方法の一つです。ドラッグストアやスーパーなどで安く購入でき、自宅で手軽に何度もカラーを試せるのは大きなメリットです。
しかし、市販のカラー剤はムラになりやすく、現在の髪色や髪質によってはパッケージに描かれているようなカラーにならないことも少なくありません。理想のカラーにならなかったときには、再度染め直すことになります。
その場合に費用と時間がさらにかかり、かえって手間になる可能性があるという点がデメリットです。
スプレーは予定が1日限りの場合のみ
メリット | ・1日だけ染めたい場合などにちょうど良い ・家で手軽にできる |
デメリット | ・髪がスプレーで固まるため不自然になりやすい ・汗や雨などに弱く、シャツなどに付くことがある |
スプレーは、一日だけ黒髪にしたいというときにちょうど良い方法です。値段も安価で、手軽に黒髪にできます。
しかし、どうしてもスプレーを付けた部分の髪が固まってしまうため、見た目が不自然になりやすいのはデメリットです。また、汗や雨などに弱く、簡単に色落ちしてしまう可能性もあります。
そのため就活の場では、会社説明会や証明写真の撮影など、1日限りの予定に間に合わせるために使うのが限度といえます。
おしゃれも楽しめる就活向けの髪色は?
ヘアカラーを楽しんでいる場合、髪を黒くしなければならないと考えると、どうしても気分が下がりがちです。しかし、色味によっては透明感やツヤ感が増し、おしゃれな暗髪が楽しめます。
就活向けとして人気な髪色はアッシュグレーやグレージュ、ブラウンといった、暗めで色味も強すぎないものです。いずれも色味がほんのり感じられる程度に抑え、派手すぎるといった印象を与えないよう注意しましょう。
以下は、美容院でオーダーしやすい就活向けの髪色の一例です。選ぶ際の目安としてぜひ参考にしてください。
- アッシュグレー
- ショコラグレージュ
- ダークグレージュ
- オリーブグレージュ
- ピスタチオグレージュ
- ダークブラウン
- チョコレートブラウン
髪色以外の身だしなみも要チェック
髪色は第一印象を決める大きな要因のひとつですが、それ以外の身だしなみにも注意を払わなければ意味がありません。
就活においては、髪色だけでなく服装やメイク、持ち物などもシンプルかつ清潔感のあるもので統一するべきです。特にメイクはナチュラルメイクを心がけ、発色の強いチークやリップ、ラメ入りのコスメは避けるようにしましょう。
ピアスなどのアクセサリーは、スーツでの面接では着用NGですが、私服での面接の場合は派手すぎないものであれば許容されることもあります。また、腕時計は基本的にどの場合でも着けていて問題ありません。
就活の髪色に迷ったら7トーン以下の黒髪がおすすめ!
就活をする上で、どの髪色にするかは多くの就活生が悩むポイントです。志望する業界にもよりますが、7トーン以下の黒髪であれば、ほとんどの場面でマイナスの印象を与えることは少ないでしょう。
志望する企業や業種によっては6トーン以下が相応しい場合や、もっと明るめの髪色でも問題ない場合もあります。自分が志望する業界や、企業の社風に合った髪色にするのがおすすめです。
第一印象やTPOに合わせた身だしなみは、就活の場だけでなく社会人として大切なものです。個性を出すだけでなく、その場に合った格好をできるようにしておきましょう。